ドル円 今日の予想 12/12

為替予想 今日のドル円 12/12

NY外国為替市場でドル円は、108円80銭まで買われた後に108円47銭まで反落し、108円54銭で取引を終えています。

昨日のドル円は、早朝の東京市場で中国に対する制裁関税第4弾発動が先送りされるとの見方から108.85円まで上昇。

その後FOMCを控え上値の重い展開。NY市場では米CPIが予想を上回るも市場の反応は見られず。

注目のFOMCでは、来年の利上げ見通しがゼロとなったことで当面現在の金融政策スタンスを維持するとの見方が広がったことでドル円は108.47円とこの日安値を付けました。

本日のドル円動向

本日のドル円は、15日に発動予定の対中制裁関税第4弾(約1600億ドル・15%)を控えて関連する報道に警戒する展開となります。

また本日は2大ビッグイベント(ECB理事会/英総選挙)が予定されていますが、「米中協議の行方(対中関税第4弾発動の有無)」にテーマに集中している以上、これが決裂しない限りはドル円の下値は限定的と思われます。

尚、本日は満月となりますが、金融占星術で満月は相場の転換点となることが多いようです。このためビッグイベントを控え、相場の波乱要因となることに要警戒です。

市場関係者によるドル円予想

市場筋:本日は英総選挙が注目されるが、与党・保守党が過半数議席を獲得できない場合は、一気に市場のムードが暗転する可能性も。その英総選挙の大勢は明日の東京時間に判明し、本日のドル円は米中関税問題と、英総選挙を睨んで108円台での神経質な展開が予想される。

 

市場筋:本日は、欧州中銀(ECB)理事会が開催されるが、政策据え置きとの見方がコンセンサス。一方、英総選挙の結果が徐々に判明し始めるのが明日の日本時間早朝、そして15日に米国の対中追加関税第4弾発動予定日を控えており、ドル円は108円台前半から半ば付近で方向感が出づらいだろう。

 

森レポート:ドル円は108.44処を下抜く場合は108.16 処や同 N-計算値の 107.73 処に向けた一段安を狙いたい。一方、「5 日平均線」(=本日は 108.58 処)を上抜く場合は「200日平均線」(=同 108.80 処)や「21 日平均線」(= 同 108.81 処)に向けた自律反発を想定したい。

 

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