ドル円 今日の予想 12/9

為替予想 今日のドル円 12/9

先週末のNY外国為替市場でドル円は、東京市場では108円78銭から108円65銭まで下落。欧米市場でドルは108円92銭まで買われた後に108円53銭まで反落しました。

先週のドル円は、約半年ぶり高値109.73円まで上昇したものの心理的節目110円を前に伸び悩むと、週央にかけては、約2週間ぶり安値108.43円まで急落。

週末は11月米雇用統計の予想を上回る改善を受けて一時108円93銭まで上昇。しかし、その後クドローNEC委員長が「米中貿易合意は近い」としたものの「トランプ大統領は貿易合意に署名する準備ができていない」と発言したことで再び貿易協議への懐疑的な見方が広がりドル円は上昇前の108.55円まで押し戻されて引けています。

 

本日のドル円動向

本日のドル円は 米雇用統計の改善を意識したドル買いは一巡しており、新たなドル買い材料が提供されない場合、ドル・円は108円後半で上げ渋る可能性があります。

また今週は11日にかけてのFOMC、12日の英国総選挙とECB理事会、そして15日には米国の対中関税第4弾と、ビッグイベントが目白押し。

ドル円はこれらのビッグイベントを控え、レンジでの展開が予想されるものの、引き続き米中通商協議に絡む追加情報次第で上下する神経質な相場展開となりそうです。

 

市場関係者によるドル円予想

市場筋:市場は最終的に米中部分合意により追加関税は回避されるとみてるものの、その前はイベントリスクを背景にドル円の上値は抑えられるか、一時的に下値を試す展開が予想される。ドル円のポジションは軽くなっており大きな崩れはないとみて108円付近で下げ止まるようなら買いを入れていきたい。

 

市場筋:今週は英選挙が注目されるが、個人的には保守党が勝つか負けるかというよりは、引き続き離脱するかしないかで英国の将来は決まると理解している。混沌とした状態が続くのか否かで、それに伴ってややリスクオンとオフに振れるだろうが、市場全体を揺るがすほどの影響はないと見ている。

 

市場筋:ドル円は108.41円割れの場合、108.25円を経て108円試し。108円を割り込む場合は安値107.88円を試すと見る。一方、108.80円を上抜き109円台に回復する場合は109.23 円を巡る攻防を想定したい。

 

 

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