ドル円 今日の予想 11/9
今日のドル円の為替予想をいたします。
主に為替の専門家の見解をもとに
厳選したドル円今後の見通しを配信します。
・市場筋：今晩も23:30のパウエルFRB議長ら当局者の発言が予定され、昨日はクラリダ副議長が政策金利の引き上げについて慎重な見方を示しドル円は下落したが、22:30の生産者物価指数と消費者物価指数は高水準が見込まれ、根強い利上げ観測がドル売りを抑制しそうだ。
・市場筋：原油価格の高騰を受けて、インフレ高進と景気減速によるスタグフレーションへの警戒感が高まりつつあることで、バイデン米政権が、米戦略石油備蓄（SPR）の放出や原油禁輸などで高騰している原油価格を抑制することで、ドル円の下押し圧力には要警戒となる。
・市場筋：ドル円の112円台は、現時点は、支持らしい支持も見当たらず、本日安値の112.71や節目の112.50が意識されます。112.50割れなら112円を目指した展開になりそうですが、大きな流れとしてのドル高・円安が変わったとも思えないので、112円台半ばあたりからは、押し目買い意欲が強いと思われます。
・市場筋：中国不動産問題は、ここ最近減っているが、特に先月利払いを見送った中国恒大集団の利払い猶予期限を11日（日本時間では12日）に迎えることで、再び恒大集団の利払い問題が市場に影響を与える可能性もあり、ドル円の動向には注意が必要。
・市場筋：昨夜のFRB高官の発言は全般に市場の行き過ぎた利上げ期待を抑えるような発言が目立ったが、NY株式市場は小幅ながら三指数ともに上昇し米長期金利は低下。一方、パウエルFRB議長の発言が肩透かしに終わったことで市場は全般に方向感が掴めずドル円は全般に上値の重い展開が続くと思われる。
・市場筋：テクニカル的にドル円の下値の目途は本日安値の112.71円を割り込むと112.50円とし、上値の目途は113.20‐30円を超えると113.50円を意識し、株価と長期金利を睨む展開となろう。
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