ドル円 今日の予想 12/6

為替予想 今日のドル円 12/6

NY外国為替市場でドル円は、東京市場では108円93銭から108円78銭まで下落。欧米市場でドルは109円00銭まで買われた後に108円66銭まで反落しました。

昨日のドル円は中国商務省からのコメントを受け上昇した米10年債利回りの動きにつれじり高となり、19時半過ぎには108.99円の高値を付けましたが戻り売りに押され反落。

ペロシ下院議長が「トランプ米大統領の弾劾訴追状作成を下院司法委員会に指示した」との一部報道や、米長期金利の低下が重石となり、米国時間午後にかけては安値108.65円まで下げ幅を広げました。

本日のドル円動向

本日のドル円は 日本時間夜に11月米雇用統計の発表を控えており、リスク選好的なドル買い・円売りは抑制される可能性があります。

また非農業部門雇用者数が前月比+18.5万人程度となっていますが、先日のADP雇用統計が民間部門雇用者数は6.7万人の増加にとどまっていることから、市場関係者の一部からは「非農業部門雇用者数の増加は10月実績の12.8万人と同程度にとどまる」との声も聞かれています。

ただ目下の市場の関心は米中通商協議の行方に向けられており、米11月雇用統計でも予想との乖離が大きくなければドル円相場の反応は限られそうです。

 

市場関係者によるドル円予想

市場筋:昨日のドル円は、米中合意期待から109円付近まで買われたが、トランプ米大統領に対する弾劾の動きを嫌気した売りで108.66円まで下落。ただ弾劾訴追は最終的に難しいと市場では見ているため、弾劾ニュースで下落した場合は、最終的に米中協議への期待から押し目買いのチャンスとなりそうだ。

 

市場筋:本日は11月の米雇用統計や12月のミシガン大消費者信頼感指数が公表予定だが、ドル円のあく抜け感は出にくいだろう。依然相場を動かすドライバーは米中通商協議を巡る報道となり、ドル円が今晩の経済指標を手掛かりに108円台後半を中心としたレンジを抜けるのは難しいとみる。

 

市場筋:ドル円は108.60円以上での推移中は上昇再開余地ありとし、108.85円超えからは上昇再開とみて109円試しを想定。109円超えから続伸の場合は109.25円前後へ上値目処を引き上げる。108.60円割れからは108.41円試しを想定。底割れからは108円前後への下落を想定する。

 

 

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