為替予想 今日のドル円 12/4
NY外国為替市場でドル円は、トランプ大統領が「中国との通商交渉合意に期限はない」、「来年11月の大統領選挙後まで待った方が良いかもしれない」などの考えを伝えたことから、米国株式は下落、ドル円は108円ミドル付近まで下落しました。
昨日のドル円は、海外市場でトランプ米大統領が「米中貿易合意に期限はない」「来年11月の大統領選後まで待った方が良いかもしれない」と発言したことなどから急落。
更に、ロス米商務長官が「進展がなければ12/15に対中関税を発動」と発言したことなどから108円ミドル付近まで下落しました。
本日のドル円動向
本日のドル円は 米中通商協議を巡るトランプ大統領の発言を意識して、リスク選好的なドル買いは一段と抑制される可能性があります。
また市場関係者の間では「このままだと、来週15日に追加関税が発動されることは避けられない」との懸念が広がっているため、ドル円は「続落リスク」が警戒されます。
市場関係者によるドル円予想
ドル円はテクニカル的に、昨日の安値108.48円は、104.44円から109.72円までの上昇に対し、押し23.6%(108.47円)レベルである。12月がドル需要もあり、大崩は考えにくいが、同値幅に対して38.2%(107.70円)・50.0%(107.08円)は、認識しておく必要がありそうだ
昨日のトランプ大統領の米中協議に関する発言は、中国の譲歩を促す一つの手段であって、いつものトランプ流のディールでもある。米中協議への過度な期待が後退したことで、次に楽観的な発言などがみられるようならドル円は、寧ろ反発しやすい状況になったともいえる。
本日は24時に11月のISM非製造業景況感指数が公表され、市場予想では前月から若干の低下が見込まれる。ただ、市場では15日に発動期限を控える米国の対中追加関税第4弾の一部を巡る報道に注目が集まりそうだ。米中通商協議を巡る楽観論が急速に後退するなか、ドル円は上値が重い展開を想定する。
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