為替予想 今日のドル円 1/16
NY外国為替市場でのドル円は、米中協議第一弾合意の署名が行われ市場は既に織り込み済みということもあり寧ろ利益確定の売りが上値を抑え、更に12月米卸売物価指数(PPI)が前月比+0.1%、食品とエネルギーを除くコア指数も前月比+0.1%と予想を下回ったことで109.79円まで軟調推移しました。
昨日のドル円は、米中第一弾合意前で利益確定売の動くが先行。
NY市場では12月生産者物価指数(結果0.1%、予想0.2%)、同コア指数(結果0.1%、予想0.2%)が市場予想を下回ったことで、一時109.79まで下げ幅を広げるも、米中第1段階通商合意・署名が実現すると、高値110.00まで買い戻される展開となりました。
本日のドル円予想
本日のドル円は、米中貿易協定「第1段階合意」が成立したことで底堅い展開が予想されるものの、米10年債利回りが1.8%を下回っていることで伸び悩む展開が予想されます。
ただ一先ず出尽くし観からのポジション調整が一巡するまでは110円を挟んでのもみ合いが続くことも考えられます。
本日は22:30発表の昨年12月の米小売売上高は前月比0.3%増と前月(同0.2%増)より伸びは加速する見通しです。
市場関係者によるドル円予想
コラムニスト:昨日の米中合意は特にサプライズなし。ドル円は上髭もあり上値は重い感じ。下押しレベルを計測すると、107.65円から110.21円の上昇に対し、押し23.6%が109.60円・38.2%が109.23円。109.60円台は、週足でみると、一目均衡表の雲上限・200週SMAなどがあり、サポートされるかがポイント。
アナリスト:ドル円サポートは週足・一目均衡表先行スパン上限(本日は109.819円)、これまでのネックライン(109.70円水準)と重なる200週移動平均線(同109.692円)と見られます。ドル円は力不足のため「高値掴みは避け下値を丁寧に拾う」を心掛けたいところ。
市場筋:ドル円は110円以下での推移中は下向きとし、109.79円割れからは109.50円前後試しを想定する。109.50円前後では押し目買いも入りやすいとみるが材料を伴って109.50円割れから続落に入る場合は109.25円前後へ目先の下値目処を引き下げ。110円超えからは14日高値110.21円試し。
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