為替予想 今日のドル円 2021 8/30

ドル円　今日の予想　8/30

今日のドル円の為替予想をいたします。

主に為替の専門家の見解をもとに

厳選したドル円今後の見通しを配信します。

・市場筋：先週末のパウエル議長のややハト派的発言で米金利の低下傾向からドル円は上値の重い展開となっているが、今週は週末に米雇用統計が発表されることもあり、雇用改善傾向が確認されれば、再び早期のテーパリングの期待が高まり、米金利の低下が一時的に終わるかもしれない。

・市場筋：FRBのパウエル議長の講演では、資産購入の縮小開始時期に関する新たな手掛かりが得られず、量的緩和策の早期縮小観測は後退したことから、ドル売りが優勢となった。但し、米国の早期利上げ観測は後退したが、株高を意識してドル円は下げ渋る可能性がある。

・市場筋：本日は英国市場が休場ではあるものの、英国が休場だった5月末のロンドンフィックスは、市場参加者が少なかったこともあり振幅が激しくなった。本日もポンドやユーロをはじめとした欧州通貨がロンドンフィックス（日本時間24時）にかけて神経質な動きをみせた場合のドル円の動向には警戒したい

・市場筋：パウエルFRB議長を除く大半の米当局者からはタカ派的な発言が繰り返しなされているが、今後は、今週末の米雇用統計を見極め、来月のFOMCでテーパリング開始時期が協議され、2023年に利上げが開始されるというメイン・シナリオを軸にして、ドル円相場を見極める展開となろう。

・市場筋：テクニカル的にドル円の下値の目途は109.56円を割り込むと109.34円とし、上値は節目の110円を超えると110.15円や27日高値110.27円を意識し、株価・米長期金利を睨む展開となろう。