ドル円 今日の予想 9/22
今日のドル円の為替予想をいたします。
主に為替の専門家の見解をもとに
厳選したドル円今後の見通しを配信します。
・市場筋:中国恒大集団の目先の利払いにメドがついたと報じられると、円買いは後退しドル円はじり高となり、109円60銭まで値を上げた。またFOMCでの政策決定を前に引き締め方針を期待したドル買いは根強く、ドルは底堅く推移。ただ、米10年債利回りは伸び悩み、一段のドル買いは抑制されているようだ。
・市場筋:恒大集団の利払い問題はなお継続し、懸念は払しょくされていない中、FOMCでは引き締め方針を維持するものの、テーパリングや利上げの前倒しなどには慎重なスタンスが見込まれ、ドル円は伸び悩んでいる。ただ、市場の緊張が一服して欧米株高に振れればドルは対円で下げづらいだろう。
・市場筋:今回のFOMCではドットチャートが注目され、前回と比較して2022年や2023年のFOMC参加者の政策金利予想の中央値が引き上げられている場合はドル円には初期反応として強い上昇圧力が加わると考えられる。ただ株式市場や商品市況の下落から一巡後にドル円を押し下げる可能性がある点に留意が必要
・市場筋:中国恒大集団について中国政府が何らかの救済に動くとの期待がある一方、中国政府は「共同富裕」を掲げて貧富の格差解消に重点を置いており、「救済は望みが薄い」とみる向きも多い。とにかく本日は重要イベントが目白押しとなる中、ドル円のボラティリティの急拡大に注意が必要。
・市場筋:テクニカル的に今晩のドル円の下値の目途は本日安値の109.12円とし、下回ると109円割れ、108.73円を目指す展開か。上値は一目均衡表の基準線109.78円を超えると節目の110円を意識し、株価・米長期金利を睨む展開となろう。
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