為替予想 今日のドル円 12/2
先週末のNY外国為替市場でドル円は、トランプ大統領が香港人権民主主義法案に署名したことから米中協議への影響が懸念されるも、底堅く推移し、米10年債利回りや日経平均先物の上昇などを受けて109.67円まで上昇。
しかし、月末ロンドンフィキシングのポートフォリオ・リバランスのドル売りで109.40円まで反落して引けています。
本日のドル円動向
本日のドル円は 米中通商協議に関しては、12月15日に発動予定の対中制裁関税第4弾を控えて、部分合意が間近との楽観的な見方と「香港人権・民主主義法」の成立で米中対立激化の可能性という悲観的な見方が錯綜しヘッドラインニュースでリスクオフの円買いが強まる場面も想定されます。
またドル円は、テクニカル的に「底堅さ」が見られるものの、ファンダメンタルズ的な「弱さ」が続伸を阻む展開が予想されます。米中関連報道はこれまでも二転三転しており、ヘッドライン次第でリスクオンにもリスクオフにもなり得る不安定な状態です。
市場関係者によるドル円予想
本日24時のISM製造業は依然として50を下回るものの前月から改善すると予想される。また、雇用統計も前月より雇用者数や平均時給が上昇すると予想される。先週発表された米GDPや耐久財受注に引き続き堅調な米国経済を示すものとなれば株価を押し上げリスクオンの円安が一段と進む可能性も。
ドル円を週足100日・200日移動平均線を利用すると、100日は先週末引値ベースで109.67円、200日は109.83となっています。週足ベースでも移動平均は右肩下がり、更に移動平均線が抵抗となっているので、110円に乗せる前の最大抵抗になるのではないかとみています。
ドル円は109.66円を上抜く場合は、109.84円、110円試しを想定。109.66円を超えずに109.50円以下での推移が続く場合は109.40円を経て、いったん109円試しを想定。但し、109円前後で買い戻される公算が大きい。
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