為替予想 今日のドル円 1/13
NY外国為替市場でのドル円は、米12月雇用統計は非農業部門雇用者数が14.5万人と予想の16.4万人を下回ったことで、109.69円から109.44円まで弱含みに推移しました。
先週末のドル円は、「中東リスク」が思いのほか短期で終息するとドルは週末にかけて急反発。
週末にかけては、昨年12/26以来、約2週間ぶり高値となる109.69円まで急伸。
しかし注目された米・12月非農業部門雇用者数(結果14.5万人、予想16.4万人)が市場予想を下回ると、109.69円から109.44円まで弱含みに推移しました。
本日のドル円予想
本日のドル円は、15日に予定されている米中通商「第1段階合意」署名に関するヘッドラインに要警戒となりますが、米中第1段階合意(1/15)を受けた材料出尽くし感や、中東を巡る地政学的リスクの再燃リスクもドル円の上値を抑制すると考えられます。
ただ今週からは米企業第3四半期決算発表が本格化し、これまでの緩和政策などからNY株式市場が最高値を更新する可能性が高い模様です。
更に中東情勢はこれまでの経緯をみると本格的な衝突は回避されると市場はみており、リスクオンが強まれば、ドル円は110円台を試す展開も予想されます。
市場関係者によるドル円予想
市場筋:ドル円は年初来・下げ幅の「全値戻し」が達成されたことで、短期筋のショートポジションは既に解消された可能性が高く、余程強いドル買い・円売り材料が出てこない限り、109.70円を上抜けすることは難しいと考えられる。つまりショートカバー主導では無く、新規のロングを呼び込む材料が必要。
市場筋:ドル円の110.00円には超えるとストップロス買い等が控えており、買い仕掛けの可能性が警戒される。しかしドル円が110円台に乗せるには、日米10年債利回りの差が2.5%程度必要であり、米10年債利回りが1.80%台で推移している限り、110円を上抜けて続伸するにはエネルギー不足と思われる。
市場筋:ドル円は109.70円レベルをめぐる攻防にまずは注視。かなり強い抵抗と考えられるが、抜ければいよいよ110円台乗せも。一方、109円前後に位置する移動平均の25日線が最初のサポート。底堅いイメージだが、ポジション的にはやや傾き始めているだけに、下げ始めると意外に早いといった声も。
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