為替予想 今日のドル円 2020 8/12

ドル円　今日の予想　8/12

今日のドル円の為替予想をいたします。

主に為替の専門家の見解をもとに

厳選したドル円今後の見通しを配信します。

・市場筋：21:30のCPIは昨日のPPIの強さから予想を上回るとドル買いがさらに強まりそうだ。またPPIの結果で米金利が上昇し、ドル買いにつながったとされているように、CPIも市場予想との乖離次第で発表直後には動意がなかった場合も、その後金利の動きとともにドル円も追随する可能性がありそうだ。

・市場筋：米10年債利回りの1カ月ぶりの高水準が手がかりとなりドル円は、107円台回復を目指す展開に変わりはない。ただ、欧州株の全面高や米株式先物の堅調地合いでドルはリスクオンの売りも観測され上値が重い。また米中関係の悪化や追加経済対策難航からドルは利益確定売りが一段の上昇を阻止しそうだ

・市場筋：本日のドル円相場はリスクオフにより堅調推移が予想される。そのリスクオフ（リスク回避）地合いではドル高＆円高となるが、NY株安・債券安（金利上昇）の場合は、リスクオフのドル高＆円高に、金利上昇のドル高が加わるので、「円高」より「ドル高」が優勢となり、ドル円は上昇しやすくなる。

・市場筋：今週は、15日を目途に、ライトハイザー米通商代表部（USTR）代表と劉鶴中国副首相が、米中第一段階通商合意の検証を行うが、米中対立が激化した場合、中国が保有する米国債・株式の凍結懸念が高まり、米国債・株式の売却の可能性に要警戒となるため、今週の米国債の入札には要注目となる。

・市場筋：昨日はユーロの上昇の調整の動きがドル買い戻しに繋がり、更に出遅れたドル円に対してドルショートを炙り出した格好だが、まだドルショートの残党がいるとみる。ドル円はフィボナッチ50％戻しの107円付近までの上昇も視野に入るが、ショートの巻き戻しが一巡したところでは売りで入りたい。

・市場筋：ドル円はフィボナッチポイントや移動平均の90日線が位置する107円前半が強い抵抗として意識されている。しっかり上抜けると、108円台回復に現実味。対するドル安・円高方向は、これまで抵抗だった106.47円ならびに、移動平均の21日線が位置する106.15円レベルの攻防を注視。