為替予想 今日のドル円 2021 5/31

ドル円　今日の予想　5/31

今日のドル円の為替予想をいたします。

主に為替の専門家の見解をもとに

厳選したドル円今後の見通しを配信します。

・市場筋：ドル円は英国と米国の休場で薄商いのなか、欧州株は高安まちまちで方向感が乏しい。また手掛かり材料に乏しく、やや動きにくそうな雰囲気だが、月末最終日ということもあり、薄商いのなかの駆け込み的な需給要因などには一応注意したい。

・市場筋：本日は、英バンクホリデー、米メモリアルデーのため、欧米投資家の参加者が限られ、欧州時間以降は様子見姿勢が広がりそうだが、ドルインデックスは5月に約1.3％低下しており、月末のリバランスの影響でドル円はドルの買い戻しが生じる可能性も。

・市場筋：ドル円は米インフレ懸念の台頭（米4月消費者物価指数、米4月生産者物価指数、米4月PCEコアデフレータが全て市場予想を上回る結果）や、これらを背景とした米早期テーパリング観測の高まり、更にバイデン米政権による6兆ドル規模の歳出計画などドル円相場の続伸を意識させる材料が増えつつある

・市場筋：米国10年金利はPCEコアデフレーターが大きく上昇したにもかかわらず前日の1.606%から1.579%と反落したが、ドル円が110円台に定着するには、経験則的に、日米の10年債利回りの差が2.4％以上必要であり、現状は1.4％程度なので、ドル円の上値は限定的だと予想される。

・市場筋：テクニカル的にドル円の下値の目途は109.50円や一目均衡表の転換線109.38円を割りこむと109.10円とし、上値は110.10円や110.40円が意識される。