為替予想 今日のドル円 2022 3/11

ドル円　今日の予想　3/11

今日のドル円の為替予想をいたします。

主に為替の専門家の見解をもとに

厳選したドル円今後の見通しを配信します。

・市場筋：米CPIは40年ぶりの高水準となり来週のFOMCでの利上げ幅は0.25％にとどまるものの、その後は0.50％への拡大が期待され、ドル円は2017年以来117円台に浮上。他方、ロシアによるウクライナの首都キエフへの攻撃開始の思惑から有事の買いもドルの押し上げ要因となっている模様。

・市場筋：米10年債利回りが2%の大台を回復するなどドル円のアップサイドリスクを意識させる材料が増えつつあるものの、ウクライナ情勢の緊迫化で週末リスクを取りたくない市場参加者が多数存在するため、特にNY時間午後にかけては、ドル円相場が突如動意づく恐れがあり注意を要する。

・市場筋：昨日のロシアとウクライナの停戦協議は不調に終わったが、3月7日に米政策研究機関「戦争研究所」は、ロシア軍が「96時間以内に首都キエフへの総攻撃を開始する」可能性を指摘しており、本日がその期限となることでキエフの夜明けに向けて要警戒となり、ドル円の動向には注意が必要だ。

・市場筋：ドル円は2017年以来117円台を突破してきたが、今年に入ってからのドル円は2.0-2.5円ほどの上昇で「第一波」が終了し、短期調整を経て「上昇第二波」が到来するという展開となっている。それからすると中期的にはドル高だが、短期的には逆に調整先行もありうる可能性もあり注意が必要だ。

・市場筋：今晩のドル円は117円を超えると短期的な青天井となりかねないが、117.50円あたりが意識される。対する下方向は116.40‐50円や116.35円を割れると116円が取り敢えずの下値メドとなる。